2019年2月5日火曜日

豊川七段の達観

ねこまど将棋チャンネル 豊川七段のトークライブを終える。
ファンを大切にする姿勢を見せてくれる豊川先生だが、たぶん、勝負の場になると豹変するんだろうなと感じさせる。それは二面性ということなのだけれども、勝負師だから当然だと思うし、むしろ、ファン向けの顔ができる人というのは器用な人なんだろうなと思ったりもする。あるいは家族に見せる顔も違うかもしれない。三面性。あるいは自分ひとりの時はまた別の顔かもしれない。四面性。

ある種、人生を達観しているようにも思える。
そこはかとないパワー。それはファンに向ける明るい笑顔とダジャレのオンパレードというような分かりやすい表現とは別の、なにか異質のエネルギーを感じる人、というのが私の率直な感想です。

私は人間の本質を探ったりするのが好きだ。だから考えすぎているだけかもしれない。でも感じたことを書き記すことが私の役目。将棋が文化として成立するには、私を含めた多くの無名の人の考えや感情が残されなければならない。それが体系化されなければならない。

さて、豊川七段アイデアの「格言ってニャンだろう」という講座を作ろうという話をしています。なんとか形にしよう。

おちゃめな豊川先生


2019年もやることが多い。

(文:@totheworld)

2018年2月18日日曜日

ゲストに森内俊之九段を迎えて

日本将棋連盟専務理事 森内俊之九段を迎えてのトークライブ。
理事職で多忙の森内九段は、その影響かどうか「だいぶ痩せました」と、でも体調が悪いわけではなさそうで、いつもの笑顔を見せてくれた。

受けの棋風と言われる将棋と同じように、今回のトークライブで丁寧に全てに応対をする森内九段は懐が広く、偉大であるのに無限な柔らかさを抱え何もかも受け止めてしまう大きな躯体は、雄大なアルプス山脈のような父性を感じる。将棋界の父親だ。
女性参加者が多いのはそのためだろうか?

北尾まどか女流とは十数年来の仲ということもあり、その親密感を借用させてもらい、トークライブを進めることができた。

準備に余裕があったので簡単に打ち合わせを行い緊張をほぐす。
永世名人資格保持者に何をさせてしまったのだろう・・
嫌な顔一つせず、楽しんでくれる様子は、やはり子ども相手の父親のようでもある。

トークのほうは YouTube 動画を見ていただければ、お分かりいただけるかと思います。森内九段らしさを堪能することができます。

「何書きましょうかね?カレーに関することにしましょうか。」と言い、ご自身で書かれたフレーズです。(強要していませんよ。いや、期待のプレッシャーは掛けなんかましたけど。北尾先生がw)

なんかほっとする。なんか安心する。
そんな森内九段の笑顔に平和を感じる日曜の朝となりました。
これが、これこそが「流れは完全に森内」なのだろう。

午前のトークライブを終え、午後のプレミアムカレー会に向かうこととなり、私が現地までの案内役を務める際には、小柄な私に代わって森内九段自らが大きな体で大きく手を振りタクシーを止めてくださいました。そんなこともサラッとこなす森内先生は、大きな男という言葉がぴったり。

この大きな船に身を委ねて、大河を下り、大海に向かおう。
もっともっとスケールの大きい世界が見えるかもしれない。
私は確信した。そして多くの人が確信している。


(文 @totheworld)


2018年1月12日金曜日

「第7回女流棋士の知と美」を支えるライブプロダクション

昨年末に行われた第7回女流棋士の知と美 (2017.12.18) において、様々な事情が重なり合い、ライブプロダクションの依頼が私のもとに来た。

ライブプロダクションとは、当日の舞台上の動画撮影と劇場内での中継である。
将棋の中継で欠かせないのは天井から吊り下げて盤面を映す、通称天カメだ。加えて、対局者の表情を映すためのカメラがあったほうが迫力がある。舞台全体も抑えておく必要があるし、解説者の映像も必要である。複数のカメラを上手く設置しなければならない。それだけであれば、それほどの苦労は無いのだが、これらのカメラの一部は舞台上のスクリーンに投影して、リアルタイムで観客に見せなければならない。具体的には「天カメ+対局者二人の様子」:計3つの映像ソースを1つの画面に合成してプロジェクターを通してスクリーンに投影するという作業をしなければならない。

ここで二つ懸念があった。
ひとつは、1画面+2ワイプを行ったことが無い。ということ。1画面+1ワイプは経験があるが、更にもう一つ映像ソースを加えることができるのか。
もうひとつは、3画面構成をしながら、現状スペックのPCで問題なく動き続けることができるか?ということである。
この二つは、結局のところPCのマシンパワーに依存するところが大きい。

HDMI ソースを USB 経由でPCに取り込み、1画面に収まるように合成編集し、それをリアルタイムで流す。これだけで相当なパワーが必要そうに思われる。

その前に、どのようなソフトウェアで合成すればよいのか全く分からなかった。ねこまど将棋チャンネルでは OBS (Open Broadcasting Software) で映像合成を行い配信を行っている。今回はそれをそのまま使ったのだが、残念ながら欠点が一つあり、配信プレビュー画面において、「メニューバーが消えない」のである。よって、いくぶん残念なものの、現場で投影された画面の上部にはメニューバーも投影されている。
有償版の xsplit であれば出来たかもしれないが、依頼が来た時にはすでに1週間を切っており、新しい試みをしている余裕はなかった。

ビデオスイッチャーの導入も考えたが、1ワイプまでは機器側でできるものの、2ワイプ可能なスイッチャーが安価で購入できそうになかった。故に、ソフトウェアでの合成編集となった。PC のパワーが不安だ。


事前に構成図を書き、構想を練る。下見に行けないので当日素早くセッティングできるように頭に叩き込んでおかなければならない。

なお、前回(第6回)は囲碁将棋チャンネルさんが全てのライブプロダクションを行っており、銀河将棋チャンネル(有料)にて閲覧することができる。
彼らはプロであり、こちとら素人で私一人である。無論、プロ機材は一切なく、民生機器で全てを乗り切ろうとしている。幸い、当日は二人手伝いが加わり、素早くセッティングすることができたが、戦力不足は否めない。

ただ、最悪、天カメ(対局者ワイプ無)だけの投影であれば、カメラの映像をプロジェクターに直接繋いで映せば良いから何の手間も無い。

セッティングにおいて、[カメラ] - [HDMI-USB変換] - [PC] において、クセ(相性)みたいなものがあり、里見カメラを当初の予定とは違う機材を使用した。会場のライティングの関係で、どうしても赤い映像になってしまい、最後は調整しきれなかった。


また、スタジオではなく舞台でやっていることもあり、カメラは固定せざるを得ず、対局者がフレームから外れるということもあったが、致し方ない。

100点満点ではないが、ベストエフォートで頑張り、そしてPCも落ちることなく終わることができた。この様子なら、同時生配信も可能だったかもしれない。落ちるのが怖いけども。

なお、後日配信用に映像を編集している。

舞台後方のスクリーンには、天カメ映像と解説用将棋ソフトを切り替えて投影している。
解説者は、天彦名人と斎藤七段。なんて豪華なんだろう。そして、読み上げは急きょ頼本女流が担当している。

配信用動画は対局前の対局者・解説陣からの見どころコメント、対局後の対局者コメントも収録している。見どころが多い動画に仕上がっていると思います。加えて、対局前のトークショーも編集して配信動画に仕立てている。

さあ、どうすれば、この動画を見ることができるのか?
それは、後日、ねこまど将棋教室から発表がある予定です。
お楽しみに。

(@totheworld)

2018年1月3日水曜日

2018.2.18 [イベント] 森内俊之九段トークライブを開催します

森内俊之九段 ・ 将棋連盟理事をねこまど将棋教室にお迎えし、トークライブを開催します。開始から30分のみ YouTube Live で生放送します。残りの時間は、オフレコな話やカレースプーンを持ってツーショット撮影会をしたりします。


以下より確認し、お申込みください。
 https://nekomado.wixsite.com/shogi-channel/2018-moriuchi


衝撃のフリークラス宣言から、現在は将棋連盟理事として将棋界を背負われている多忙な森内先生に、定番の話題から最新の事情まで色々とお話を聞いていきたいと思っています。「10の質問コーナー」もやろうと思っています。
バックギャモンやポーカーについても聞いてみたいですね。

トークライブ終わりには色紙や扇子のサイン会(別途有料)も行います。

お近くの方はぜひ、お越しください。
遠方の方は、ねこまど将棋チャンネル放映にてお楽しみください。




2017年12月30日土曜日

吉田将棋碁盤店に行ってきた

駒doc. の取材があるというので同行してビデオカメラを廻してみた。
前々から興味はあったのだけれども、いかんせん、遠い。

数時間にわたるインタビューを十数分にまとめたものを YouTube で公開しました。


見どころは良い盤の見分け方だろう。
脚の機械彫りはチェックすべきポイントだ。

良かったら動画見てください。

2017年11月15日水曜日

第七回 女流棋士の知と美

里見咲紀 女流初段の指導対局があるというので "客" として参加。
ついでに動画を撮影。
里見さんは指導対局の後、撮影の仕事があるということで指導対局会が始まる直前の合間の時間に動画を撮りました。



教室はカメラ的には暗い空間なので、明るいレンズを使う必要があります。
それでも暗いのだけど致し方ない。

にしても、咲紀さん美人過ぎて困ってしまいます。
指導対局の方は、超攻め将棋で悠長な駒組みを許してくれないという速度で攻めてきます。怖い怖い。

知と美が楽しみですね。


2017年8月21日月曜日

配信のメモ

配信に関して備忘録的な。
生配信は簡単なのだけれども、月に1回なので結構忘れることもある・・

基本構成は、Windows PC + OBS + Wifi (4G LTE) で、これに機材を足していく。

一番安定して動作するのは、
 映像 : JVC Everio (HDMI Out) -> AVerMedia AVT-C875 -> PC In
 マイク : マイク -> Yamaha AG-06 -> PC In
の構成。
AVT-C875 は少しクセがあるが、一度、ちゃんと動作しだすと安定している。
音声(映像)の遅延も発生しない。
マイクは雑音が入らないのが良い点だが、マイクから離れると声を拾わない。

映像を SONY NEX VG-10 (HDMI Out) にすると映像が少し遅れてやってくる。
これは OBS の設定で調整可能ではある。

Vol.20 では、Zoom Q4n を使ってみた。今まで記録用としてしか使っていなかったが、HDMI Out があるから試してみたかった。Zoom Q4n は超広角、録音音質も良いのでライブステージを記録撮影するには最適である。

HDMI 機器の場合、HDMI Out の時、映像だけではなく音声も出力しているはずで、OBS のゲージでも音声が入っているのが分かるが、Vol.20 の冒頭では実際には音声が配信されなかった。PC のマイクをオンにして配信を再開した。結果としては、これが Zoom Q4n からの音声のオンにもなっていたようだ。配信映像を見返してみると、音声は Zoom 品質のようだ。

戸辺七段の回ではガンマイク RODE NTG2を使った。さすがの音質。大きいので固定ではなく音声担当が上から拾うのが良いが、我がチームは人がいないので据え置きで使った。マイクが映像に写り込まないようにする工夫が必要。

RODE NTG2 を AG-06 に通して SONY NEX VG-10 に外部入力させると大きくノイズが出る。ホワイトノイズの比じゃない。S/N比がおかしくなったかのよう。
しかし、同じように Zoom Q4n に通すとノイズが出ない。
NEX VG-10 の不具合化と思い、ADZEN SMX-10 に変えて外部入力してみると問題ない。ADZEN SMX-10 を Zoom Q4n に入れても問題は無い。
AG-06 の不具合かと思い、電源を変えたり、ケーブルを変えたりするが、AG-06 + SONY NEX VG-10 の構成でのみ大きなノイズが発生する。相性だろうか。
RODE NTG2 から直接(AG-06を通さず)、SONY NEX VG-10 に外部入力するのは試していない。変換コネクタを持っていないからだ。

Vol.20 では、写真を見ながら話をするというスタイルで、この写真をどのように配信に乗せるのか、いくつかの方法があるのだけれども、別ウィンドウ、ゲームソースなどがなぜかうまく作動せず、Web の別画面をキャプチャーするという方法で行った。だが裏では、なぜかセカンドスクリーンが認識されず、メインスクリーンを北尾先生に操作してもらい、セカンドスクリーン側に OBS のウィンドウを持っていき私が操作した。

自宅での準備と、ねこまど教室に移動してからの動作が違う事も度々。
生配信には苦労が尽きない。

次は YouTube + 他のストリームという二重配信を試してみたいと思っているのだが、アップロードが 4G LTE で足りるかどうか少々不安。実際、上りで 500M も出れば上出来で、実際にはその半分以下だったりする。配信用PCのスペックは十分なので、いずれはトライしてみたい。ねこまど将棋教室に光回線が入ればできるのだろうけども。

なお、配信用の機材は全て私物持ち込みである。
そのため、私は毎回スーツケースで移動している。移動放送局。どこからでも、そこそこの画質と音声で配信可能である。