2015年11月19日木曜日

再会と再開


2015年11月18日 東京では雨が降っている。
特に変わったことのない、ありきたりの平日、いつもの水曜日。
夜となり、続々と四谷に向かう者たちがいた。

この日を Reboot として定めたのは清家 共同リーダー。
Reboot (再起動) とは、社団戦ねこまどチームの再結成を意味する。
いや、収集の号令が飛んだ10月初旬の時点では、正式に再結成の話しは出ていない。
なんとなく、みんな、このチームで、将棋を続けたいと思っていた、そんなように思う。いや、確信はない。少なくとも私はそう思っていたし、そう願っていた。

社団戦最終日を終えてから既に2か月近くが経過していた。
メンバーは、それぞれの場所に戻り、それぞれの生活を送っている。
平穏な暮らしだ。


人生には少しばかりのスリルが必要だ。
大きなスリルは要らない。でも、生活の中にちょっとしたアクセントが無ければ、とても窮屈することになる。
人は欲張りで、同時に怖がりでもある。

そして、社団戦はちょっとしたスリルであった。
将棋慣れしていない私たちにとっては、それはスリルなのである。
そんなことを噛みしめていた2か月間だったかもしれない。

だから、再開するのは自然の成り行き。

私たちは再び話し合った。


主将は、少し大人になっていた。




いや、私なんかよりも、そもそも大人なのかもしれない。

管を巻く大人たちにも配慮しつつ、自らの意思を伝えようとする少女は、主将然としていた。
そして、それは再開を高らかに宣言していることを意味していた。

私たちは話し合い、そして将棋を指した。

それは私たちの再びの一歩となった。


勝負の結果はわからない。
でも、私たちは後退してはならない。
それと同時に楽しまなければならない。

私たちにとって強くなるというのは命題であり、楽しく続けるというのが制約条件である。
なんとも矛盾する二軸なのかもしれない。

それでも、その答えを探しながら、あるいは自ら創造しながら前進していこう。

「みんなで楽しみながら 一緒に強くなる!」

これが今回のねこまどチームのスローガンである。






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