理事職で多忙の森内九段は、その影響かどうか「だいぶ痩せました」と、でも体調が悪いわけではなさそうで、いつもの笑顔を見せてくれた。
受けの棋風と言われる将棋と同じように、今回のトークライブで丁寧に全てに応対をする森内九段は懐が広く、偉大であるのに無限な柔らかさを抱え何もかも受け止めてしまう大きな躯体は、雄大なアルプス山脈のような父性を感じる。将棋界の父親だ。
女性参加者が多いのはそのためだろうか?
北尾まどか女流とは十数年来の仲ということもあり、その親密感を借用させてもらい、トークライブを進めることができた。
永世名人資格保持者に何をさせてしまったのだろう・・
嫌な顔一つせず、楽しんでくれる様子は、やはり子ども相手の父親のようでもある。
トークのほうは YouTube 動画を見ていただければ、お分かりいただけるかと思います。森内九段らしさを堪能することができます。
「何書きましょうかね?カレーに関することにしましょうか。」と言い、ご自身で書かれたフレーズです。(強要していませんよ。いや、期待のプレッシャーは掛けなんかましたけど。北尾先生がw)
なんかほっとする。なんか安心する。
そんな森内九段の笑顔に平和を感じる日曜の朝となりました。
これが、これこそが「流れは完全に森内」なのだろう。
午前のトークライブを終え、午後のプレミアムカレー会に向かうこととなり、私が現地までの案内役を務める際には、小柄な私に代わって森内九段自らが大きな体で大きく手を振りタクシーを止めてくださいました。そんなこともサラッとこなす森内先生は、大きな男という言葉がぴったり。
この大きな船に身を委ねて、大河を下り、大海に向かおう。
もっともっとスケールの大きい世界が見えるかもしれない。
私は確信した。そして多くの人が確信している。
(文 @totheworld)
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