2017年2月28日火曜日

メイキング オブ 知と美 ミニCM (裏話)

裏話というほど面白い話題ではありません。と最初に断っておきます。
このCMの作り方とコンセプトを備忘録的に記しておこうというだけです。

まず、公開収録イベントの時間が 10:00-11:30 で、サイン会が 11:30-12:15 と想定していました。
10:00-10:30 は YouTube Live
10:30-11:00 を ここだけの話
11:20-11:30 を ツーショット撮影会
として、間の残り 20分を女流棋士の知と美のプロモーション時間として、会場に来たお客様に物販に関する意見を伺ったり、この CM を撮影したりする時間としました。
物販については、また後日、このブログで書きたいと思います。



お金が無い
時間が無い
場所が無い

三無状態なので凝ったことはできません。

私が考えたのは、「毎日見たくなるような CM」です。
よく、テレビを見ていると、テレビドラマの宣伝のワンポイント CM が流れることがあります。
そんなイメージです。

CM のためのセットはありません。ねこまど将棋教室内で撮ります。
撮影器具も一眼レフカメラ一台。
画質に拘ったので、ビデオカメラにはしませんでした。

ねこまど将棋教室は、綺麗で清潔な場所ではありますが、CM撮影には向いていない。
だから、室谷さんのアップにします。
画質が相当に明るいと思ったと思いますが、意図的にハイキーにしています。
背景にごちゃごちゃしたものが映り込むことを避けるためです。
そのためにサッカーボールに書いた字は見えなかったと思います。その代わりに、写真を一枚挿入しました。

CM の目的は、「知と美があるよ」ということですから、最初と最後に知と美のスライドを入れています。

次はセリフ決めです。
私は 3通り × 3種類 用意しました。

標準語

関西弁

本当の関西弁


このカンペを使って、室谷さん、北尾先生、観客の方々にどれが良いかを選んでもらいます。
私はもちろん、最後のカンペが一押しで、「待っとるで、オノレ」がお気に入りです。
だが、ここは私の我を押し通すことはなく、みんなの意見で「会いましょう」になります。
気持ち良く撮影をするというのも重要です。

時間が限られているので、何テイクも撮るつもりはありません。
一発で良ければ、それで行こうと思っていました。
そして、その期待に室谷さんはしっかりと答えてくれて一発オッケー。

[メイキング映像]


なお私の持論を少しだけ書いておくと、かわいい女性にかわいい服を着せるとか、かわいいセリフを言わせるというのは、意味が無いと思っています。
かわいい女性が、普通の服を着たり、普通の言葉を話すことが、かわいさを引き出す、あるいは他者と差異をつけるためのファクターだと思っています。
その人の中に潜むかわいさというのは、服装やセリフでは修飾されない。むしろ個性を埋没させる。

室谷さんの場合は、素の言葉遣いが出るのであれば、それで十分にパワーがある。

そんな思いをもって、CMを作りました。

もう1本、ミニCM用意しています。
同じコンセプトで、同じ作り方です。持っているモノが違うだけです。
たぶん、予想はついていると思いますが。各種確認作業が終わったら公開します。


文: @totheworld

2017年2月27日月曜日

香川愛生 vs 室谷由紀 ・ 2017.3.28 女流棋士の知と美に向けて

1月に香川さん、2月に室谷さんを迎えてトークライブという形式で、公開生放送を行いました。
年明けから2か月連続で美女二人に翻弄された @mcmaruyama ですが、役得とばかりにニコニコです。
私 @totheworld は、放送作家として頭を悩ませながらも台本を書き、それなりに人様にも楽しんでもらえる内容になった事にほっとしているところです。

近頃では、むしろ周囲の方が煽っているんじゃないかと思われる 香川 vs 室谷 の構図ですが、それぞれのトークライブでは、各々がやはり口に出し意識をしていることを話していました。

将棋指しという職業は、私には良く分からない。
何のために将棋を指し続けるのだろうか?
そして、将棋を指し続けるモチベーションはどこから来るのだろうか?

かつて、電王戦の後に森下九段が情熱を取り戻したという発言をされており、
将棋を指し、勝負に拘る姿勢を貫くということは、大きな精神力が必要となることは想像に難くありません。

香川・室谷の二人はまだ若い。
若い間はライバルがいることが大きな原動力になることは、経験的にわかっている。
慣れ合いになってしまっては、勝負の鬼でいられないことを先輩から教わったか、あるいは、この二人は本能的に感じ取っているのかもしれない。

 
2.26 ねこまど将棋チャンネルで話す室谷さんは、時折、いたずらっ子のような表情を見せてくれた。
棋士というのは、盤を離れても、ファンサービスで色々なシーンで話をしなければならない。都度、緊張をしてられないだろうし、楽しめるという性向じゃなければ務まらないだろう。
当日、本当に楽しんでいたのかは分からないが、表面的にはリラックスしているように思えた。彼女の滑舌と口調がやや緩やかだったからである。とはいえ、普段の室谷由紀を知らないので、私の希望的で楽観的な観測かもしれない。

私はまだしばらく香川ウォッチャー、室谷ウォッチャーで居続けるだろう。
彼女たちが、これからどのように成長していくのか、将棋指しとして人間として。
あらゆる意味で強さを求められることを生業として生きていく彼女たちを、何らかの形で応援してみたいと、改めて思った。


【紀伊國屋ホール】
紀伊國屋書店主催「第六回将棋対局 女流棋士の知と美」(2017年3月28日)
https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20170216124904.html

特選対局香川愛生女流三段 対 室谷由紀女流二段
《解説》 先崎学九段 山口恵梨子女流二段
《司会》 戸塚貴久子
《総合プロデューサー》
 遠山雄亮五段 北尾まどか女流二段
■入場料金[全席指定] 一般 3,500円 学生3,000円


文: @totheworld

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第27回社団戦ねこまどチーム用ブログとして立ち上げ、その後、放置していましたがw、ねこまど将棋チャンネル用のブログとして存続しますので、どうぞよろしくお願いします。